おでこの生え際から薄毛が進行したので、丸坊主にしてごまかしていました。坊主にする事で薄毛が目立たなくなるので、髪の薄さを気にすることなく数年過ごせたのですが、ふと鏡を見ると完全に肌色になっているのに気づきました。
密度が薄くても、なんとなく髪が生えているような感じになるのが坊主のメリットですが、それさえなくなったわけです。かなりのショックでしたし、自分はもう終わりだと、ふさぎ込みがちになりました。
そんな私を見て、友人が「AGA治療のよい病院があるから」と病院への通院を勧めてくれました。最初はあまり乗り気ではありませんでしたが、思い切ってその病院で診察を受けてみることにしました。
医師の方が、丁寧な診察と治療計画を立ててくれました。私の薄毛のタイプは、ステロイドが有効だそうです。ステロイドの塗り薬を使いながら、頭皮の状態を整えて毛根の回復を目指します。医師に指示された通りにステロイドの塗り薬を中心とした治療を行うと、うっすらと産毛が生えてくるなどの効果が見られました。
完全にフサフサにならなくても、ある程度の髪が生えれば、普通の坊主頭として生活ができます。つるつるの肌色状態だったのが、だんだんと薄黒くなっていくのを見るのは爽快でした。
また、薬だけに頼った治療ではなく、生活習慣を見直したのもよかったのかもしれません。規則正しい生活をするようにし、食事のバランスも考え、時間があるときには積極的に運動を行うようになりました。
すべて、医師の治療計画の通りに行ったのですが、良い医師に巡り会えたのか、私にはドンぴしゃな治療だったようです。だんだんと自分の頭が復活していく時の喜びは言い表せません。
今は薄毛のメカニズムの解明や、治療に用いられる薬も進化しています。病院にいけば結果が出る時代です。私も病院で治療を始めるまでは、半分あきらめていたような状態でしたが、思い切って病院に行って本当によかったです。今は鏡で自分の頭を見るのが好きになりました。