大学を出て7年経つのですが、その頃の友人にストレスが原因で剥げてしまっている友達が一人います。5年振りに再会し食事をしたのですが、頭を見ると…髪と髪の間がスカスカで頭皮が丸出しではありませんか。
私は頭を見てはいけないと思い、視線を逸らし続けました。ですが、友人がなぜこうなったのかが気になってしまい、意を決して質問をすることにしました。
「最近、仕事はどう?」当たりさわりのない言葉を選び、遠くから攻めてみることにししまた。すると、「だいぶ慣れてきて怒られる回数が減ってきたし、ストレスとかも溜まらないから今は楽しい」と言ったのです。
ちなみに彼は、引っ越し屋、コンビニの店員、車のディーラーなど20代ながら何回も転職をしていたのです。自分に合う仕事を見つける為に、色々と苦労をしていて、ストレスがたまる度に仕事を転々としていたようです。
しかし、仕事のストレスは原因ではなかったようです。なら、大好きなパチスロで負けが続いていて、ストレスの元となっているのかと思い質問してみました。「今月は20万勝ってて、好調だよ。だから今日の飯は奢るぜ。」と上機嫌でした。なら何が原因なんだ…。
原因と思われるものに辿りつくことが出来ず、ストレートに聴いてみました。「髪薄くなったけど、何か辛いことあった?(笑」と聞くと信じられない回答が返ってきました。「二股をしてたんだけど、本命と遊びの子、両方に振られた…」と本人は落ち込んでいる様子。
それを聞いて、あきれを通り過ぎて爆笑。「失恋が原因で禿げる人っているんだw」と深刻に考えていた自分がばからしくなる体験でした。
このまま剥げないといいね、と笑いながら言うと、「家系的には父も祖父も禿げてないので大丈夫だろう」と、言っていて安心しました。失恋が原因で、禿げるということがあるようで、人間いつ禿げるが分からないな、と感じたとても印象に残っている体験です。