20代の半ばから抜け毛が増え始めましたが、この時はいずれ改善すると思っており、何も対策していなかったです。しかし、抜け毛の本数が減ることはなく、20代の後半には頭頂部や前頭部の薄毛を髪型で何とか誤魔化していました。
重い腰を上げ。この頃になってようやくシャンプーにこだわったり、育毛剤を購入したりといった薄毛対策をスタートさせました。しかし当初は、思ったほどの効果は出ていなかったです。そんな中、参加したイベントがきっかけで会社の同僚に薄毛がバレる事件が起こってしまったのです。
勤務先の会社では、毎年地元のお祭りに参加しています。お祭りを盛り上げるために会社で出店を運営したり、神輿 (みこし) を担いだりしていました。問題となったのは雨。台風並みの悪天候なら神輿は中止になりますが、少し雨が降っている程度なら開催されるのです。
入社してから20代後半になるまでに参加したお祭りでは、運良く一度も雨は降っていなかったのです。ところが、ついに傘が必要なくらいの雨が降る天気で神輿を担ぐことになりました。
薄毛になってから、外出する時にかなり注意していたのは『雨』です。薄毛を隠す髪型にしているので、雨で濡れてしまうと崩れてしまい、薄毛がバレバレになってしまうのです。
しかし、雨でも神輿を担がなければならないので、いろいろと対策を考えました。試したのは、スプレーでガチガチに固めるという方法。結果は、雨の影響で髪型が崩れてしまい、頭頂部や前頭部の薄毛が目立つ状態になりました。
男性の同僚に薄毛を笑われましたし、女性の同僚は笑いを堪えているように見えました。薄毛がこのような形で会社の同僚にバレるとは予想外でしたし、笑われたことはとてもショックでした。ただ、バレてしまってからは以前よりも隠す意識が少なくなり、髪型のセットに充てる時間が少なくなっています。
気にしない方が楽に生活できるのは分かっていますが、薄毛の自分を鏡で見た時は恥ずかしくなったり、情けなくなったりなど暗い気持ちになります。そのため、未だに薄毛対策を続けていて改善を目指しています。