私が薄毛になったと発覚したのは、30台後半です。ある日を境に枕元の近くに毛が多数散乱していたのです。それが自分の髪の毛だ、という事が分かったのかきっかけです。
日に日に抜け落ちる髪の毛の量も多くなり、それに比例して頭皮も薄くなってると感じ始めました。「これはさすがにまずい」と思い、何か対策はないか、と色々インターネット等で調べた結果、個人で出来る薄毛の予防対策として鉄分を取ることを見つけました。
AGAクリニックに行く、という選択肢もあったのですが、そうなるとお金もかかります。それに単なる薄毛という事もあり、あからさまに家族に知られることになるので、それも何とか防ぎたかったという思いがありました。それ以外の方法となると、手軽な鉄分の摂取が良いと考えたわけです。
調べたところによると、鉄分は体内の酸素を運ぶ重要な働きをしています。厳密に言えば、白血球のヘモグロビンという成分がその役割を担っています。
その鉄分の素ヘモグロビンが少ないと、血液中に十分に酸素が回らず、頭皮の毛母細胞と呼ばれる髪の毛の生成に必要な細胞の分裂が、阻害されてしまうそうです。髪の毛の成長がストップするだけでなく、頭皮の細胞が貧血を起こし、髪の毛が抜けていってしまう、というわけです。
防ぐ為には、鉄分が豊富な食べ物を摂る必要があるのですが、鉄分といっても、いろいろ種類があり体に吸収されやすいものとされ難いものがありました。
一般的に鉄分多く含まれていると呼ばれている食べ物としては、ホウレンソウが有名ですよね。ホウレンソウを含む、植物性食品を食べたときに鉄分を吸収する割合は、大体1%~6%なのだそうです。結構少ないですよね。
しかし、動物性鉄分、これをヘム鉄と呼ぶそうですが、そのヘム鉄を吸収できる割合は10%から20%だそうです。植物性鉄分よりも吸収率でした。
こういった事を調べて分かったことですが、具体的にどの食べ物を食べればいいのかというと、ヘム鉄が多く含まれる食品として、卵黄、豚レバー、鳥レバー、牛、魚類などが良いという結論になりました。特にレバー類は一番多く含まれているので、苦手でなければ優先的に食べていきたい食べ物ですね。
さて、次は逆に鉄分の吸収を妨げる食品も実はあるそうです。それは麦茶、コーヒー、緑茶です。それらに含まれるタンニンと呼ばれる成分が鉄分の吸収を妨げるそうです。コーヒーなんかは、およそ40%の鉄分の吸収を妨げてしまうそうです。
私が薄毛の為に鉄分を効率よく摂取している事をご紹介してみました。やみくもに鉄分を摂っても実感が無いという方は、妨げる食品を摂っていないか、確認されてみてはいかがでしょう。
ですがこれらの物は、あくまで目安として私は考えています。重要なのは自分の健康を考慮し、毎日の摂取を継続することが大切だと思います。薄毛を直したいがために大量に摂取するのではなく、鉄分の事を考え、バランス良く食べることを心がけています。