先日、ヤフーニュースである記事を見ました。タイトルは、「危険な中国産薬品~」というものです。内容を要約すると、医薬品がジェネリックとなった時に、製造を中国で行うため、原料が汚染されている危険性があるというものです。
過去に「地溝油」という問題が中国でありました。排水口に溜まった油を精製して食用油として販売されていた問題です。これを食した多くの方が亡くなった事件です。
この地溝油を原料に使って作られたジェネリック薬品が実際に、世界20か国に輸出されたというのです。私も薬局で勧められてジェネリック薬品を購入したことがあります。
通常の製品は効果を感じたのですが、ジェネリックはまったく効かなかったのを覚えています。仕方なく、使うのを止めて新しく通常製品を購入しました。
薬剤師さんは、「成分は同じですから効能も同じです」価格だけが安くなっていると説明を受けて購入しました。今から考えると、いくら薬剤師さんでも知らない事ってたくさんあるんだろうな、と思ってしまいます。
説明では、こういった製品の汚染はなぜ起こるのかにも触れています。それは安く作るということは、製品管理を疎かにする。中国で製品管理をしっかりとできない工場で作られる可能性があるから、とくくられています。
最近のニュースで、あの「リアップ」がついにジェネリックになったと知りました。残念ながら金額に違いがないどころか、今までの製品よりも高い金額で売られてます。
でも、この高い金額なのは、いたしかたないのかな、とも考えています。日本のちゃんとした施設で製品管理をしっかりするには、とても費用がかかるはずです。
もし販売されている金額が1/2や1/3の価格であったなら、その製造をどこかの人件費の安い国に任せていることだって考えられます。そんな状況で作れば、商品管理がしっかりできるのか疑いたくなりますからね。
ジェネリックは、とても助かる制度だとは思いますが、私はこのニュースを聞いて、消費者もしっかりと選ばないといけないなと痛感しました。
参考 : Yahoo! Japan ニュース