育毛剤に育毛治療など、薄毛改善の策としてまず考える方法はだいたい聞いたことがある。しかし、薄毛治療器といえば、まず最初に浮かぶのがヘルメットみたいな装置ではなかろうか。
そんななか、あの空気清浄器で有名なシャープがプラズマクラスター技術を応用して育毛を促進する機械を作ったそうだ。このニュース自体は新しいものではない。2年以上前に伝えられたものである。
参考 : SHARPニュースページ
最初はちょっといかがわしい内容かとも思ったのだが、東京大学大学院や東京工科大学などが、そのメカニズムについて検証をしているそうで、かなり信用できるのではないかと言える。
空気清浄器のプラズマクラスターは、発売された当初は数万円と高い値段だったが、現在では一万円以下でも買えるようになった。もし、これが本格的に頭皮用にも発売されれば、技術的には既に確立されたものなので、最初からサイズはコンパクトで価格も抑えられるのではないかと期待が持てる。
ニュースが伝えられているサイトには、頭皮にあてられた臨床試験の画像もあり、実際に増毛したデータも紹介されている。複数の大学が行っている検証なので、とても信用性があるように見て取れる。
なぜ、こんなに画期的な機器が未だに発売されていないのか、とても疑問にも残る。一企業が発売している機器は複数あるけれど、検証には信用性に乏しいものがある。
イオンを頭皮に照射することで、人体に害になることが起こらないか調べるのには、長い期間が必要なのだとも考えられる。しかし、ぜひとも一日も早く商品化して欲しい技術の一つであり、簡単に増毛が出来る方法が無いか調べている諸兄には、知って頂きたい情報であるのは間違いない。