クラス会で薄毛の話がもりあがる
男性の多くは50代ともなると抜け毛が増え、薄毛が気になり出すものです。ある時、高校時代のクラス会で男女14名ほどが集った時、男性の間でいつのまにか薄毛が話題になりました。
最初は薄毛の男性をどう思うかと女性陣に質問するような話題で、やはり歳相応は良いけれど、禿げすぎているのはどうかな、と言う女性陣の声が多く、いつしか薄毛対策に話が移りました。
薄毛にチーズ?
そんな中で、チーズが対策食材として有効だとテレビで取り上げられていたと、女性の一人が語り始めました。
髪の毛の成長にはタンパク質が必要な栄養素で、チーズは乳製品であり豊富なタンパク質を含んでおり、また同じく髪の毛の成長に必要なミネラルやカルシュームも豊富であると。
さらに、髪の毛を黒くするために必要なメラニン色素の原料となるチロシンが多く含まれているので、非常に髪の毛にとって良いと言う事でした。
それにプラスしてアミノ酸の合成や分解に必要なビタミンB6も豊富で、髪の毛の生育に非常に効果的だとの事で、その彼女は美肌効果やアンチエイジング効果もあるので、チーズと赤ワインを楽しんでいると続けました。
確かにその彼女は50代にしては髪の艶も良く、お肌もつるりとした感じがあり、何となく効果を感じさせる姿でした。
薄毛対策でチーズを試した友人が言うには
そんな話題があった次の年のクラス会で、最も薄毛が進んでいる男性の友人が、チーズを進めた彼女に対し、8か月ほど続けているけど、抜け毛も止まらず薄毛は進行の一途だとクレームを付けていたのです。
しばらく、ワイワイガヤガヤとこの話題で盛り上がりました。皆の多くの意見を総合すると、抜け毛が進行していない良好な女性の髪の毛を維持するのには有効な栄養素を含んいるのは事実だけれど、薄毛が進行し毛根が次々死んでいると思われる彼の様な症状を改善する薬の様な効果は期待できないのは当然だろうと言う事に帰結しました。
薄毛に劇的な改善効果が得られるような薬を発明したら、ノーベル賞ものだと、よく言われるように、チーズに薄毛の特効薬を期待したのが間違いだと言う結論には納得性があると感じました。