私は女性なのですが、男性の薄毛については正直なところ、「ふさふさとした髪の毛を高齢になっても維持できるならば、そのほうが良いな。」と思っています。やはり20代の時のように、つやのある量も豊かな髪の毛があった方が見た目は良いと思うからです。
ただし、もしも髪の毛が少なくなってきたら、無駄な抵抗はしないで自然体で生きて欲しいと思います。
具体的に言いますと、その男の人の職業にもよるので、可能であればなのですが、五分刈りみたいにして欲しいです。そのほうが、下手に薄くなった髪の毛を伸ばして頭の全体に乗せるようなヘアスタイルよりも、よほど見栄えが良いと思います。
そして、髪の毛がなくなったら、坊主頭でよいと思うのです。例えば、松山千春さんなどはそのパターンではないかと思いますが、潔く生きている感じがします。好感度は抜群だと思います。
最近は白髪も市民権を得てきているようで、「グレイヘア」と呼ばれるようになりました。テレビでも、政治家や芸能人など幅広い分野の活躍している人が、堂々と白髪染めをせずに仕事をしています。ひと昔前では考えられなかったことです。
ですので、私としてはこれと同じように、薄毛や髪の毛がなくなってしまった方を揶揄する風潮がなくなっていけば良いのにな、と思ってしまいます。
こういったことは自然現象なので、それを恥ずかしがったりして高いかつらを作ったり、育毛サロンに高額なお金を支払うことは必要ないと思います。かつらにしても、夏は暑いので蒸れたり汗になったりと、お金以外でも大変なことだと思います。
ここまで、女性としての「男性の薄毛」への考えを言ったのですが、この問題についてよく考えるうちに、男の人が薄毛を気にせざるを得ないのは、女性が悪いのかもしれないと気づき始めました。女性が「薄毛の人は見た目が悪いから付き合う気がしない。」などと言っているから、男の人が苦労しているのですね。
いろいろな偏見をなくそうという風潮なのに、意外と身近なところで自然体ではいられないように、女性が男性を苦しめているのかも知れません。「つやのある量も豊かな髪の毛があった方が見た目は良いと思う」などとはじめに言ってしまったことが恥ずかしいです。私もこんな見方をするのはやめようと思います。