突然ですが私の父は昔、母と出会ったころ薄毛(本人はネコ毛と呼んでいた)で悩んでいたそうです。晴れて結婚できたのはいいのですが、風が吹くと髪の乱れが気になり、周りの人の視線が気になっていたそうです。
そんな父は、薬用ヘアトニックで頭皮マッサージをして頭皮を活性化させていましたが、目に見えて髪の毛質が変化したのは母の手料理を食べるようになってからだということです。
私が子供時代のころの父は特に薄毛ではありませんでしたし、おそらくそれは「劇的アフター後」だったようです。それまでの父の食生活は化学調味料や添加物がたくさん入ったインスタント食品が中心で、たまに定食屋でとんかつを食べて「キャベツで野菜のビタミン補給」をしていたそうです。
一方、母は完全な添加物嫌い。家の中には一切化学調味料がありません。出汁はカツオをかんなで削るところから始まります。カレーやシチューのルーも使いません。
そんな母の手料理を食べていた父は、初めのころは「物足りない」と思っていたそうです。けれども結婚後1年ほどたった時、自分の髪の毛質が明らかに変化していたことに気づいたそうです。
「今までのような頼りない毛ではなく、根が太いしっかりした毛になった」ようです。以後、父は頭皮マッサージは続けているものの、薄毛に対するコンプレックスはなくなったようです。
一本一本の毛質が太くなると、同じ毛量であっても見た目は大きく違います。茶色っぽい毛が黒くなるとそれだけで健康そうに見えるようにもなりますよね。(おしゃれで染めている場合は別です)
このように、薄毛に対しては食生活の改善で毛質を改善させられると思うのですが、実は私の旦那が「濃い毛で禿げ」なんです。旦那の実家は料理もほとんどせず、スーパーのお惣菜を並べたものしか出てきません。
そんな家で育った旦那なので「食生活を変えれば改善するかな」と思い、結婚後手料理をがんばっていますが、残念ながら今のところ大きな変化は見られません。
禿げが進んでいないだけ良いと考えるしかないのかもしれませんが、数年前から旦那は育毛に諦めてしまい坊主になりました。色々な育毛剤を試していたようですが、画期的なものはなかったようです。
私の意見としては、似あわない坊主になるより、もうすこし育毛剤を探しながらきちんとした食生活をし、希望を持ってほしかったというのが本音です。