私が初めて抜け毛が気になり出したのは高校生の時でした。クラスの同級生で既に育毛剤を使用している者もいましたが、私は抜け毛は多いものの、髪の毛が薄くなっていなかったので様子見をしていました。
そして大学生になり彼女が出来たことがきっかけで、抜け毛が今まで以上に気になったのです。鏡でよく見ると、思った以上に薄くなっていることに気がつきました。
頭の中が真っ白になりましたが、早く対処をしようと思い、友人に相談することにしました。そして、評判の良い育毛剤を勧められました。家系はどちらかというと髪が薄いのですが、こんなに早く育毛剤を使用するかどうか悩むとは夢にも思いませんでした。
これがきっかけでドラッグストアに育毛剤を買いに行き、早速使用してみましたが、特に変化を感じることができなかったのを覚えています。また、必要以上に付け過ぎて、最初の1本はすぐに無くなったことも覚えています。
諦めることはせず、2本目を同じお店に再び買いに行くと、使い方について色々アドバイスをもらいました。そしてその時に言われた言葉が、追い詰められていた自分を救ってくれたのです。
その言葉とは『大して薄くないし、気長に使用すれば絶対に改善しますよ』というものです。今思うと特に響くような言葉ではありませんが、当時は深刻に悩んでいたので非常に気持ちが楽になりました。
私は正直あまり気が長いタイプではありません。言われた通りに根気よく使用すると、抜け毛が減っているような気がしました。鏡で確認してみても、わずかながら改善が見られました。育毛剤も店員さんに選んでもらった物で、私の薄毛との相性が良かったのかもしれません。
その後、一度使用を止めた時は、気のせいかもしれませんが抜け毛が増える気がしたので、それ以来ずっと育毛剤を使用しています。先日、同窓会があったのですが、周りの同級生と比較して、私の髪はふさふさしている方だということに気づきました。これもあの店員さんと育毛剤のおかげだと思っています。
たまにそのドラッグストアに買いに行く事がありますが、その店員さんは辞めてしまってもういません。でもお店に行く度に当時の事を思い出してしまいます。家系的にも油断はできないので、これからも毎日欠かさずに使用して若さを維持していこうと考えています。