うちの隣に住んでいるおばあちゃんから手づくり育毛剤をいただいた。冷蔵庫に入れて保存している。ゆずの種を乾燥させて、エキスを取り出したものだという。宝焼酎のペットボトル(220ml)に入っている。
焼酎で作ったとのことだから、市販されている焼酎をそのまま使ったものだろう。ゆずの種は下部に5分の1ぐらいの高さまで詰まっている感じ。こんな感じでゆずの種のエキスが溶け出しているものと思われる。
なんでそれが育毛剤なのかって?正直よくわからない。おばあちゃんがそういうからそうなのだろうと思うだけだ。いろいろ調べてみたら、柑橘系の果物は育毛効果があるらしいことは分かった。
もちろん、この手づくり育毛剤に医学的根拠はないが、市販されている育毛剤にも、柑橘系の果物のエキスが入っているものもある。っていうことは、まったく根拠がないものではなさそうだ。民間伝承みたいなものかもしれない。
なんで手づくり育毛剤なんてくれたかというと、それはそれ、察してもらいたい。私は薄毛である。で、効果のほどは?と言われると、何とも言えない。毎日少量を手のひらにつけて、頭皮につけておくと心なしか…という程度である。
もっとも、妻は髪が濃くなったというのだが…。もちろん、濃くなったのは妻の髪である。もともと薄毛ではないのだが気になるところがあって、その部分につけていたら、濃くなったというのである。
それは本当らしい。そもそも、市販されているものでも、いや、医学的に根拠があるものでも、その効果には個人差がある育毛剤である。そう考えたら、まあ、手づくり育毛剤でも市販されているもの程度には効果があるのかもしれない。考えてみたら、効果がなければ、伝承されたりしないだろう。
自分自身は、やっぱり気休めだろう、と思って続けてはいない。市販されている育毛剤と同じで、どのみち、ふさふさになるわけではないのだから。「肌にもいいんよ。」とおばあちゃん。
ぱっと見では気づかれない程度の薄毛でないと、効果があっても、意味がないのではないか、とも思う。まあ、世に育毛剤はよく売れているようなので、やってみようと思う人は案外いるかもしれないが。