私は所謂「禿げ系統」です。親父、祖父取り分け祖父は「オール禿」、親父も襟元を残して禿げでした。そんな私も20代前半で、額からだんだんと薄くなってきました。
まあ遺伝だからしょうがないかな?と覚悟を決めていました!でもまだ「青春時代」、一番嫌だった事は突然の雨!です。薄い人はわかると思いますが、ドライヤーを使って何とかボリュームを出しているんですが、雨に濡れるとひとたまりもありません!
「すだれ状態」がはっきりわかってしまいます。これには参りました。ですから、どんな日でも私の必需品は「折り畳み傘」でした。勿論、雑誌等に出てくるような「禿げ防止方法!」はすべてやりました!
その中には「櫛で頭を刺激する!」ってのがありました!櫛で頭(額から頭頂部)を叩くんですが、最初は痛いから恐る恐るです。その内だんだん痛さにも慣れ、ちょっと強めに叩いておりました!
「生える事の希望と痛さの我慢!」です。ある日、風呂へ入りますと何故か「頭がヒリヒリ」します。鏡を見ますと、うっすらと血が滲んでいるではありませんか!「これ以上やってもあかんな?」との思いで断念しました。
その後も、いつも人の目が頭に来ているのはわかりました!もう開き直って「見るなら見れや!」。今まで何か引け目を感じ隠そうとばかりしていましたが、もう開き直っていましたら苦になりませんでした!
そんな時、気付いたんですが、意外に人は見ていないんですネ!人間「被害妄想」になってしまうとそればかり考えてしまいます。つまり「人の目が頭に集中している!」と思い込んでいたんです。
そういう私も他人で禿げている人を見ても、単に「ああ俺と一緒や!」位でそれ以上見ないですもんネ!禿げ諸君!「気にしているのはあなただけですよ!」