最近では、芸能人やモデルの方、福山雅治やタモリも「湯シャン」をしているなんて話も聞きます。多くのメディアでも取り上げられている湯シャンを聞いたことはあっても実践をしている人は、そんなに多くはないと思います。
シャンプーを使わないと、頭皮の脂が残っていそうで、臭いやフケなどの心配がありますよね。ベタついたりしそうというイメージを思い浮かべる方も多いと思います。表皮に汚れがたまり、毛穴をつまらせてしまうと、逆に頭皮トラブルの原因になってしまうのではないかと思います。
正しい湯シャンの仕方を学ばないと、良かれと思った湯シャンで思わぬトラブルに見舞われると考えました。湯シャンの正しいやり方と言っても、科学的に正しいとされている方法は残念ながら確立されていませんでした。
湯シャンの先駆者たちが、この方法でうまくいったよ。といった試行錯誤の積み重ねが、今現在、正しいとされている湯シャンの方法とされています。
湯シャンの先駆者がまとめた正しい方法
まずは、湯シャンをはじめる前に、「ブラッシング」をします。頭皮から毛先にむかって、とかします。このことにより、髪の毛についたホコリや、抜け毛、絡まった毛などを取り除くことができます。
そして、人肌より熱めのシャワーで洗髪をします、この時、すぐには頭皮を洗いません、お湯で頭を濡らしたら、すこし時間待ちます。イメージとしては頭皮の脂がお湯により、ふやけるための時間のようですね。
フライパンで油を使った料理をした後、水で洗うのと、お湯で洗うのでは、油の落ちが違いますよね、さらに、お湯につけて置く時間が長いほうが、油汚れは簡単に落とすことができます。
湯シャンもこれと同じ原理だそうです。時間にして3分くらいで十分なので、頭を濡らしたら、他の体の部位を洗ったりして、時間をつぶします。
それではいよいよ、頭皮を洗い始めます。指の腹で、頭皮を傷つけないように、頭皮の外側から、頭頂部に向かって、毛の生えている方向の逆から押し上げるように、毛を洗うのではなく、頭皮をマッサージする感覚で、ゆっくり洗います。
時間的には5分以上10分未満です。髪の長い人、毛質の抵抗が大きくて、洗いにくい人は10分以上が好ましいそうです。シャンプーを使っていないので、指の腹にダイレクトに脂の量の感覚が伝わってくるので、慣れてくると、このくらいで、落ちたなという感覚が分かるようになってきます。
この指の腹で頭皮を洗うことが同時に、頭皮のマッサージになっているんです。マッサージにより、頭皮の血流量が高まり、薄毛対策にもなりますね。
詰まって、酸化してしまった脂を落とすことで、こちらも薄毛対策になります。そして、すすぎもしっかりしなければいけません。シャンプーを使う時と違って、すすぎにも時間をかけます。
5分から10分程度、長髪の方や、地肌に脂多い方は多めに時間を取ってすすぎます。最後にトリートメントをします。もし、、短時間で洗髪したいのなら、断然シャンプーを使ったほうが効率がいいと思います。
湯シャンをするには、手間もちゃんとした正しい知識も必要だと知りました。「ただお湯で頭を洗えばいい」と考えていましたが、とても奥が深かったのです。
昼間の活動量や季節によって脂の量は変化するようですので、頭皮のケア、薄毛対策に関心のある方は、調整をしながら正しい湯シャンをされるのが良いと思います。