合コンや素敵な出会いをしようと考えている20代に必須なアイテムがあるとしたら、それは「フサフサの髪の毛」と言えます。普通の人間なら薄毛などまったく気にしないであろう20代前半。
私は人生で最も大事な時期であり、いくら薄毛で悩んでいるにしても、早すぎる20代で、おでこが全体的に広くなり始めました。このような酷すぎる天の仕打ちも、不意打ちのネズミ取りのようにいきなり訪れたわけではありません。
私は元々薄毛になりやすいような髪質でした。柔らかくてちょっとくせ毛な感じです。父親が早くしてハゲになったので、「絶対に自分もそうなるだろう、えっ、そうなんだろう?」と警戒はしていました。
しかし、まな板の上に乗せたコイのごとく、だだ料理されるのを待っている食材のように、まな板の上から逃れるといった抵抗は何もしていませんでした。
ところが、20代前半から始めた現場仕事。職人になることで、作業環境の悪化、そして大量の汗をかくという仕事を始めてからは、一気に頭皮環境が変化し、抜け毛が急激に増えていったのです。
それまでゆるやかだった薄毛進行曲線は、ビットコインの値上がり騒動のような急上昇をしてしまったのです。毎日自宅に帰ってきては、恐ろしいまでの抜け毛の量に落ち込みました。このままでは、サンプラザ中野さんのような素晴らしいヘアスタイルになれるまで時間の問題という未来がよぎりました。
しかし、サンプラザ中野さんのようにスタイルも良くイケメンではないので、到底足元にも及ばない、ただの若ハゲブスチビとして存在してしまう危険がありました。
仕事の環境に不満はありましたが、職人としていずれは独立したい希望もあったので、辞めるわけにはいいきません。とにかく、頭皮環境を改善し、育毛や薄毛対策に取り組むことにしたのです。
意を決して取り組んだ対策は、頭皮をできるだけ汚さないようにすることです。通気性の良い環境にし、汗がこもらないように頭にはタオルを巻くようにしました。
自宅に帰るとすぐに育毛シャンプーを使い洗髪をしていました。頭皮をできるだけきれいに保つことを心がけました。さらに頭皮マッサージを意識し、できるだけ頭皮や毛根に刺激を与えるようにして、薄毛や抜け毛になりにくいように対策もしました。
このような対策を続けていると、随分か抜け毛が減ってきたのです。次第に、これはイケると手応えを感じました。この習慣を続けるようにし、頭が蒸れないような工夫も引き続きしながら仕事をしていきました。
年齢と共にどうしても薄毛になるのは仕方がないとは思っています。しかし、人よりも早く薄毛になるのは嫌ですし、薄毛になるとどうしても老けて見られると思います。そういった苦痛から逃れるために、なんとか現状維持できるように努力して来れたのだと思います。
こういった対策をするようになってから、早く寝る習慣になったことや、決め事を守るようになりました。以前よりも健康的な生活になったことが髪の毛にも良いのかもしれません。
この先さらに薄毛が極端に進むようなことがあれば、本格的な育毛剤の購入や、AGA治療のクリニックなどに通うことなども考えてはいます。現状は薄毛の進行を食い止めれているので、当分は今の習慣を続けることで改善をしようと考えています。